<おススメ読書>小学3年生の女の子には、なかがわちひろさんの本
娘が気に入りました。
そばに置いておきたいなって存在の本です。
なかがわちひろさんのハンカチともだち
まず、一目で見て絵がカワイイ。
絵が線で描かれていて、。淡いピンクと緑の2色使い。
シンプルですっきりしていて、暖かい絵です。
本を開いてみるとピンクと緑の色が、とてもいい雰囲気を作りだしています。
全てのページに絵があり、絵本に近いです。
そしてお話もとってもかわいい。
主人公の女の子がこんなハンカチもってたっけ?から始まります。
ハンカチのなかには、動くこびとが。
日常の学校生活の中に、不思議なハンカチの存在がワクワクします。そして、友情。
控えめな女の子の気持ちと様子が上手に書かれていました。子供自身が、あ、学校でこんな時あるかも。こんな子いるかもって思える内容だと思います。
私も、あんなハンカチ欲しいな~
なかがわちひろさんの、おまじないつかい
このお話も、本当に良かったです。
中身はハンカチともだちと同じようで、全てのページに絵があり絵本のようです。
お母さんが魔女なんじゃないかって学校で言われた女の子の話。
女の子はお母さんは魔女なのかと聞くと、おかあさんは、おまじないつかいだって明かしました。そして、女の子もまじないつかいの修行を始めるのですが…
女の子が、まじないを失敗したり、成功したり単純なストーリーかと思いきや、中盤からは読み応えがでてきます。
誰にでもある、誰かを疎ましく思う気持ち。それが、主人公の心に重くのしかかっていきます。
個人的には千羽づるが出てくる話だったのも良かったです。母としては、主人公の母のように、子供におまじないを使ってあげられるようになりたいなと思いました。
育児には愛情とユーモアが必要ですね。
どちらも、すべての漢字にルビがふってあるので低学年の子でも読めると思いますが、繊細な心の動きが表現されている内容的に、3年生位がおすすめかな。3年生ってそういうのを理解しはじめる時期ですよね。
娘は20分くらいで読めました。
とても読みやすいです。