全ての子供に読んで欲しい。みんな毎日いのちをもらっているという事。
今西乃子さんの 子うしのきんじろう いのちにありがとう
おもわず私も泣けてしまいました。
いただきます
ごちそうさま
心を込めて言おう。
素敵な本です。
全ての子供たちに是非読んで欲しい。
お 話
黒毛和牛の牧場であった実話。
その牧場で黒毛和牛のふゆこから生まれたきんじろう。黒毛和牛のはずなのに、きんじろうは金色の毛をした牛だった。そんな珍しさからきんじろうは気持ち悪がられ、殺してしまえと言われてしまいます。
そんな中、きんじろうの味方になったのはたった一人。牧場の母ちゃんです。
この母ちゃんにきんじろうはとても良く懐き、その仕草がとても可愛らしい。
ですが、やはり人間に食べられるために生まれてきた命…
感 想
私たちが生きていくためには命を頂いているという事。その命は、可愛らしくて、人間とも心が通じ合う生き物だという事。
そしてその動物を愛情を深く育ててくれる人がいるという事。
いろんなことを考えさせてくれる一冊です。
食育がテーマの本はたくさんありますが、
特に素敵でした。この本の良いところは、お肉になる動物がただの牛ではなく、可愛いきんじろう。
私たちと同じように感情を持っている命だという事をしっかり感じさせてくれるところです。
ノンフィクションなのに、物語のようで子供に分かりやすく、直接心に訴えかけます。
ページの終わりには、実際の写真も掲載されているので、本物のきんじろうを見ることができる。
この本を読んだ後、うちの子供はご飯を意識して残さないようにするようになってくれました。きっと感じるものがあったんでしょうね。
全てのページに絵があります。
小学低学年から一人で読めると思います。
ですが、小学高学年の子供たちにも是非読んでほしい一冊です。
就学の子供たちには読み聞かせをしてあげたらいいかなと思います。
とてもよかったです。
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<同じ食育系 一緒にお勧めの本>
谷川俊太郎さんの しんでくれた
題名がショッキングですね。
でも、事実。
こちらは、絵本です。
絵と共に、短いメッセージ。
子うしのしんじろうと同じ時期に読んでみると
より一層、深く考えられるのではないかなと思います。
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子供に、食べ物で遊ばないとか、感謝して食べなさいって言っても難しいんですよね。
親自身も、大切なんだよーとはいっても、
子供が納得できるように、わかりやすく説明するのってなかなかできないんです。
そういった時は、絵本や物語を通じて子供に伝えていければいいなと思います。