【小学生で身に着けたい】プログラミングでアプリをつくろう!”自分にもできる”が実感できる本
子供の科学 ミライサイエンスシリーズ
今回はこのシリーズから、 プログラミングの実践本を紹介します。
プログラミングでなにができる? 監修/阿部和広 著/杉浦学
プログラミングでなにができる?: ゲーム・ロボット・AR・アプリ・Webサイト……新時代のモノづくりを体験 (子供の科学★ミライサイエンス)
- 作者:杉浦 学
- 発売日: 2018/05/08
- メディア: 単行本
この本でできること
- プログラミングを使ってゲーム作り(スクラッチ)
- ARドラム、ピアノ作り(スクラッチ)
- ロボットをプログラミングを使って動かす(別教材必要)
- HTMLを使ってのホームページ作成(Brackets)
- HTML,JavaScriptを使ってスマホアプリ作成(Monaca)
この一冊で、これ全部できちゃうんです。このシリーズはすべて内容が濃いんですが、特にこの一冊は実践できるという点で、本当内容の濃い。これは子供の新しいチャレンジを応援するための本だと思います。こどものプログラミング入門の本はだいたいスクラッチでしょ?くらいに思っていたんですが内容をみてビックリです。HTMLの書き方や、そこからJavaScriptなども使ってアプリまで作っちゃうなんて驚きました。本格的。実際に子供が自分にもこんなことが出来るんだ!って思えるような体験ができると思います。
どんなゲームが作れるの?
2013年に作られて人気になったスマホゲーム「フラッピーバード」というものがあるそうですが、それを真似したゲームをスクラッチで作っていきます。キャラクターがタッチ操作によってジャンプしながら障害物をよけていくといった感じのゲームです。この本で作れるゲームの場合は、パソコンで作るのでスペースキーをタップするとジャンプするといった具合です。パソコン画面の写真と一緒に説明文が書かれていますので、手順通りに作っていけば簡単にできます。スクラッチのユーザー登録などは保護者の方の協力が必要ですね。
ARドラム、ピアノって?
これもスクラッチで作っていきます。パソコンの内蔵カメラとスクラッチのプログラミングを組み合わせて、ドラムやピアノを操作するといった内容です。
カメラに映った自分の手で、スクラッチでプログラミングを組んだドラムを触ると音が鳴るという、なんとも不思議な操作方法を小学生が簡単に作れるんです。
ロボットのプログラミグ操作は?
ロボットに関しては、別に教材が必要です。しかも現在売り切れのようで残念ですね。なので、今回は飛ばします。
HTMLを使ってホームページ作成ができる!
教科書をノートに書き写すような要領で本に書かれたHTMLを間違いなく入力していくだけでホームページができるといった具合です。初めに実際にHTMLを書いてみて、それからそれぞれのタグの説明に入っていきます。どういうペーを作っていくかというと、前の段階で作成したスクラッチのゲームの画像をホームページに表示させたり、リンクを貼り付けてページ同士をつなげたりなどができます。
その時にHTMLが書きやすいように工夫されたBracketsというアプリを使うので、このBracketsのインストールなどは保護者の方の手伝いが必要ですね。
スマホアプリまで作れちゃう!
最終的にはスマホアプリまで作れちゃいます。MonacaというWebサイトを使ってスマホアプリの作り方が紹介されています。Monaca無料のトライアルを利用するという感じです。簡単なクイズのできるアプリをパソコンで作成し、スマホで動作させることが出来ます。正直ここまでくると、小学生一人では難しいかもしれません。本に書いてある通りに入力していけばいいんですが、結構内容が込み合ってきます。ただ、出来上がって実際に自分のスマホで作動させることができたら、達成感ですね。いろんなアイディアが広がります!
困ったときも大丈夫!
とてもサポートが手厚いんです。この本専用のサポートのサイトがあるので困ったことがあれば、このサイトを見れば解決します。
プログラミングをやってみたい子はもちろん、何か新しい事を始めたいと思っている子供にもとてもお勧めです。
同シリーズで一緒に読むと知識が深まる「コンピューターってどんなしくみ?」も紹介しています。